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ええと、ひとまずなにから語ればよいのやらといった感じです。まさかほんとにこんな展開になるとは・・・(汗)
なんか色々と毒を吐きそうな予感がしますので、ソフトな語り口をご希望の方はスルーした方がよろしいかと・・・(汗)
あれ?あれえ??マジで?マジでこのまま行っちゃうのっ?!ちょっと浦原、知ったげに虚圏への道を開けてる場合じゃないよ!!(汗)平子!平子~~!!一護が行っちまうよっっ!!どうにかしてくれっ!!(SOS)そして浦原、あんたはやはり行かんのかい!ちょっと正気ですか。一護、このレベルのまま虚圏へいっても間違いなくやられちゃうよ。うりゅやチャドのレベルは十刃に比べたらにぎやかし程度にしかなんないでしょ、どう見たって。しかもこの期に及んで「着く筈です」とかなんで推量なのさ。ちょっと待て。そんな不確かな情報で一護らを送り出すのか、浦原よ・・・。一護は健気にも家族のことを浦原に頼んでますが、いい加減一心も動いて欲しいよ。いやもうほんとになにやってんだ一心!そしてひたすら真っ直ぐに突き進むことしか考えられない彼らは勇んで旅立っていきました・・・。ああ・・・。ほんとに行っちゃったよ・・・。だが驚くべきところはそれだけじゃないっす。なんとたつき&ケイゴ&水色、浦原商店に登場。・・・え?
ちょっと待てい。
あの、すいません。水色見えてんですか?!死覇装姿の一護見えてんですか?!!これまでそんな素振り一回もなかったよね?!無かったはずだ!私は断言できるぞ!しかもなんで浦原は普通に勉強部屋に3人を入れちゃってんの。自分たちのことは世間様には内緒なんだよね。意味わからんぞ。あと一護は別にケイゴたちとの絆を断ち切ったつもりじゃないんじゃ・・・。今の自分じゃ守りきれる自信が無いから、自分に関わることで傷付けたくないから突き放したんじゃないの?私の解釈が間違ってんでしょうか。う~ん。そしてなにやら一仕事するような口振りの浦原。いやいやいや。あんたの仕事は一護を止めることですからっ!それ以外なにをするっていうのさ。
ところ変わって虚圏。城には名前があったらしいよ。てか藍氏のいる玉座の高さが、高さがっっ!!(連呼)可笑し過ぎるよっっ!!!なんだあれ?!いくらなんでも高すぎる!なんであんな高いとこにいるの?!思わず吹いちゃったじゃないか!ここのコマで力がどかんと抜けました・・・。そして織姫がえらく破面に従順なのはきのせいですか。抵抗しようって言う気が皆無に見えるのは私の気のせいですか。そして恐るべき事態が!!織姫にグリの腕再生命令が下されました・・・・・・。ああっっ!!(悲鳴) 織姫、そこは思いっきり逆らうとこじゃないのっ?!あんたが破面を直すことであんたの大好きな一護の命が更に危険に晒されるんだよ?!大丈夫か?!ちゃんとわかってんのか?!しかも織姫のこの力があればなんでもありになっちゃうよな。なにかが死んだとしても『死』を拒絶すればそれは生き返るんでしょ。ドラゴンボールか!『髪の領域を侵す能力』かぁ・・・。ここまで織姫の力が大層に扱われるとは思いませんでしたよ・・・。やばい。猛烈にテンションがっっ(汗汗) しかも織姫、グリの要望に簡単に答えちゃってるし。そして甦る『6』。こんな形で『6』が復活するなんて思いも寄らなかったよ。甦った左腕でルピ串刺しだし。てか基本的にグリは素手で相手の身体に穴あけるのが好きなんだろうか。歪んでるね!!そんなお前が好きだグリ。ルピは為す術もないままご退場。・・・ここまで力の差があってよくルピは『6』になれたな。藍氏の気まぐれか?そして気違っちゃったように高笑いするグリ。ええっ!?あんたそんなに『6』の階級に執着あったっけっ?!組織なんかクソくらえみたいな感じだったやん!過去の自分を思い出してくれ、グリムジョー!!もうなんですか。グリがこんなに喜んでるのはこれでようやく愛しの一護を両腕で抱き締められると思ったからと思っていいですか。両腕を如何なく駆使して一護にあんなことやそんなことをしてる自分を妄想してアドレナリンが大量に分泌されちゃってるからだと思っていいですか。いえ、誰がなんと言おうと私はそう思うことにしますから。しかもウルが相当あきれ返ってるっぽいのがなんとも。・・・グリ、近々一護と3戦目に突入なんてことないよな・・・。今やったら明らかに一護の負け決定だしな。こんなに負けがこんでる主人公がかつてジャンプにいただろうか(いや、いない←反語)
・・・・平子、虚圏へ先回りしててくれないかなぁ。もうお前だけが頼りなんだよ。
しかし今回の展開にはほんと参りました。いろんな意味で・・・。
メルフォレス(反転お願いいたします!)
28日12:47の「いつもニヤニヤ~」の方。
おおっ!ありがとうございます~~!!いつもニヤニヤしていただいてるなんて、萌えを吐き出す身としては光栄極まりないお言葉でございますvv 破面一護、悶絶ですかっっ!!(喜喜)なんて嬉しいことを仰ってくださるうでしょうか!!嬉しすぎて私のほうが悶絶してしまいます・・・っ(←キショイから) ありがたや~(平伏) 是非是非思う存分悶絶してください!責任は私がしかと取らせていただきますのでっ(笑) これから段々と救えなさそうな暗い話になっていくと思いますが、どうか生温かい眼差しで見守ってやってくださいませ~~vv
27日のグッコミに参加して参りました!
春コミ以来のイベントでもう前日からうきうきでした。おやつに蒟蒻ゼリー(白桃)とそば茶を持っていざ鎌倉へ(違) 新宿駅でまたしても迷ったのは想定内です。前回と出た改札が違ったようでもうなにがなんやら。10秒ほど切符売り場の画面と睨めっこし、即効諦めてインフォメの兄ちゃんに「国際展示場に行きたいんですけど」と訊きに行きました。(馬鹿め) 言われたとおり160円の切符買ってひとまずJRへ。ここからはもう平気です(あたりまえ) 次回からはもう迷わないと思います。
駅近くのマックで水心子ねえさんと合流して早速会場へ。一般で並んでる人の列を見ながら「サークル入場でよかったですね~」としみじみ語る。ほんといつもありがとうございます、ねえさん!会場に入ったあとはささっと準備して早速サークルチェック。鰤が思ったより少なくて一護受けは更に少なくてちょびっとがっかり。お目当のサークル様以外をまわるの楽しみにしていたんですが・・・。夏コミ、インテのあとはこんな感じなんでしょうか。一般入場始まると私も早速旅立ちました。財布一つ持って。近所に買い物行くおばさんか。まずはお目当のサークル様を回って目的の御本をゲット。勿論一護受け。開始15分ほどで80%の目的クリア。そしてふらふらと放浪の旅に。血+の小夜受サークル様を回って(まだまだ少なかった・・・。ソロ小夜とか歌姫小夜とか読みたい・・・)、目当てのサークル様がお留守だったので今度はネウロゾーンに(笑)そしたら思った以上に弥子受があって「おおっ!」とにんまり。ネウ弥子とか笹弥子とかご購入~~。思った以上にここで散財してしまったよ。ノーマルCPの同人誌買ったのワンピのルナミ以来だ。その後も本を抱えたままリボーンゾーンやらをうろうろ。ツナが可愛くて思わず衝動的に手を出しそうになったけど我慢。これではまっちまったら目も当てられないからな(苦笑) グッズゾーンとかもちらちら覗きながら1時間ほどで帰スペース。立ち代りで今度は水心子ねえさんがハンターに(笑)
蒟蒻ゼリーを食しながらパンフをやけに真剣に見ておると、ふいに声をかけてくださる方が!顔をあげれば大人な感じのきれいなおねえさんが。
なんとT倉さんでした。OHっぅ!!!
髪型でわかったとのことでした(笑) 私の頭は目印には丁度いいっすよ。我ながら馬鹿っぽいなとは常々思ってますが(ほんとに馬鹿ですし)、でも似合うと言って頂けて嬉しかったですvv
そして(こ、この方があの日々最上級の萌えを提供してくださるゴッドハンドを持つ御方っ!!)とド緊張&大興奮イン心の中。妙で変なテンションですみません、T倉さん・・・。なにせ人見知りなのもので(汗) でもとりあえず私がどれほど萌えてるかというのは拙い言葉ではありますが伝えられたかと・・・っ!(だ、駄目でしたか?) ほんとに大好きです(告白) そのあと買い物から戻ってきたねえさんと3人で鰤トーク。語れば語るほどなぞの多き鰤ワールド。とりあえず浦原の株は大暴落ということで(苦) その他いろんなとこで駄目出し。こんなに鰤のことについて語ったのは初めてですよ。今度は座って(苦笑)ゆっくりと語り合いたいです。今後のグリの動向や平子の正体などについても勝手に妄想。相変わらずねえさんは「2部で織姫がヒロインなら3部のヒロインは一護」だと主張してました(笑)総括すると、「みんな一護をめぐって争えばいいんだよ」ということでいいでしょうか(はしょりすぎ) 兎にも角にもわざわざお越しいただいてありがとうございましたT倉さん!またお会いしたときは是非ともかまってやってくださいませvv
2時くらいには片付けをはじめそそくさと撤収。その後は新宿で遅いランチを。なんか私ずっと平子平子言ってた気がします。あのルパンちっくな登場シーンでやられちまったんだと思います。だってあんなにあからさまに一護を好きな奴なんていないよっ!平子は厳しくもあるけどやっぱり一護には甘いし。11月のオンリーで出す予定の長編、平一含みます。(言っちゃったよ・・・っ!) ねえさん、私頑張りますよっ!!メモ帳からワードへの文章移行のときはよろしくご指導お願いいたします(笑)
次は10月のSDオンリーですね。頑張れねえさん!すばらしき9月までもう少しの辛抱ですよ!
帰宅後は漫画本をよんだとこで力尽きいつのまにか寝てしまってました。アンガのゴール画面見れなかった・・・っ!大河も見れなかった・・・。でもとりあえずバレーは見れました。いやはやロシア強かった。でもラリーとか続くからそんなに力の差なんてないと思います。頑張れニッポン!
ジャンプ感想は会社終わって家に帰ってからで。今はイン会社で昼休憩前(←仕事しろ)
深夜に6月にあったコンサートの放送が1時間だけあったのをうきうきで見てました。もう全然あれだけじゃ物足りません。まあ元が3時間半ぐらいあったからそれを1時間に纏めようってのは到底無理な話なんですが。でもnakedと店じまいを放送してくれてよかった・・っ!あそこのマッキーはもうほんとにメチャかっこいいから。ゥンチャカなんて、ベッドに転がったまんまで一緒に踊ってましたから(←馬鹿丸出し) ほんとマッキー聴くだけで内臓から浄化される気分です。マイゴッド・・・。
さて。トップにも一応書いたんですが、明日27日のGCC、水心子姐さんのとこでお手伝いやってますので、どうぞお気軽に足を運んでくださいませv 東3ホールの『ミ67a』です。萌え話大歓迎です(笑)
さてさて。かみでらさんから『貴方ならDOしますかバトン』なるものを頂きました!謝々ですvv
てわけで早速。
1.貴方ならDOしますかバトン
「ウルキオラ」で回していただきました。
2.ほの暗い水の底から『ウルキオラ』が現れました。
貴方ならDOする?
怖すぎる。まず死を覚悟する。腰抜かすと思う。
3.ゲームをしているとTVから『ウルキオラ』が。
貴方ならDOする?
とりあえず驚いてコントローラーを壊す。その後にTVの前で所在無げに立ち竦んでいるだろうウルに「一護はここにいないよ?」と助言を与えてあげる。無表情ながらもがっかりしてるウルにお茶を出してあげて、虚圏での苦労話を聞いてあげる。
4.気が付くと貴方は三途の川にいました。
向こう岸から『ウルキオラ』が手を振っています。
貴方ならDOする?
ウルが手を振ってる時点で全てを疑う。多分、「お前は私の知ってるウルキオラじゃないっ!この偽者め!」とか指差しそう。そんで気付いたら現世に戻ってると思われる(なんだそりゃ)
5.夜中に目を覚ますと枕元に『ウルキオラ』が。
貴方ならDOする?
多分というか、間違いなく叫ぶ。闇夜にあの蒼白い顔と翡翠の目玉がぬぼっと浮かんでいるだけで恐怖。我に返りそれがウルだと認識すれば狂喜乱舞。電気をつけて部屋の真ん中で膝を突き合わし、「言葉にしなきゃ一護には伝わらんよ?!グリムジョーのように馬鹿になれっ!」と説教をかます。(そして瞬殺される)
6.間違い電話で『ウルキオラ』から電話が。貴方ならDOする?
とりあえず「ここは一護んちじゃないよ。あんた、藍氏にからかわれたんだよ」と、電話口の向こうであまりの無念に無表情のまま項垂れてるだろう傷心のウルキオラを慰めてあげる。
7.右手にはR100禁のBL本、左手には『ウルキオラ』貴方ならDOする?
R100禁なんてもの読んだら、おそらくおともな人間でいられなくなると思います(いや、今でも大概まともとは程遠いですが・・・) ので迷わずウルを選びます。きっとウルは不本意そうな顔をしてるに10000点。
8.お疲れ様でした。最後に「」内を指定して次の犠牲者にまわしてください
それでは「」を「仙道彰」(笑)に変更して、神楽さん!もしよければいかがでしょうかっっ!!
メルフォレス(反転でお願いします!)
25日23:00の「こんばんは。~」の方。
こんばんわ~~。キングダムお読みいただいてありがとうございますvv 浦原いいですか?そう言って頂けると嬉しいです!原作ではなにがしたいのかさっぱりな浦原ですが、せめて妄想の中では一護の為に必死になる彼を書けたらと思いまして。やはり「一護の為だけに生きる浦原」が私はどうしようもなく好きらしいです(笑) 毎度のことながら長ったらしい話になると思いますので、気長にお付き合い頂ければと。少しでも面白いと思ってもらえるように精一杯妄想フル動員で頑張りますねv
これで続きをこっちに書けそうだ。
続HW恋物語5
「・・・・・・」
男の台詞に一護は愛想の欠片もない憮然とした面持ちになる。なぜだかわからないがこの腹黒そうな男の言葉ひとつひとつ表情ひとつひとつが一護をやけに不快にさせる。
「お客さ・・・」
「藍染だよ」
冷め切った表情の一護が苦々しげに口を開けば、藍染と名乗った男は遠慮なく台詞を遮りにっこりとうそ臭い微笑を浮かべた。そのどこかで聞き覚えのある名前に一護は思わず眉を顰めた。
「あいぜん・・・」
知らず呟きを洩らす一護を藍染が長身を屈めながら嬉しそうに覗き込む。
「呼んでもらうなら下の名前の方がいいな」
「は?」
「惣右介だよ。そう呼んでくれ給え」
「・・・・・・、この人どこか悪いんですか?」
どこか芝居がかった藍染の台詞に、一護はこれは話が出来ない奴だと早々に見切りをつけ、藍染の隣でぼけっとしている狐面の男に胡乱げな視線を送った。
「性格はやや難ありやけど、他はいたって優秀なお人やで?」
一護の問いに、狐面の男はにたりとした感じの悪い笑みを顔にくっ付けて一護を見遣った。その笑みは眼鏡の男の笑みを同様、一護を不快にした。理由は説明できないからおそらく生理的に合わないのだろうと一護は深く皺の刻まれた眉間の下で考えた。
「その優秀な私でも恋という圧倒的な情熱の前ではただの無力なひとりの人間に過ぎないよ。君はどうだい?黒崎君」
「とりあえず用件を確認できないので本日はお引取り下さい。そこの顔色の悪い貴方も、今度来る時は離職票と身分証と通帳と印鑑を持ってきてください。でないと、なんの手続きも出来ませんから」
さらりと藍染の台詞を無視した一護はぞんざいな口調で言い捨てると、そのまま踵を返そうとする。が、踏み出した足はそれ以上前に進まない。
「・・・・・・離していただけますか?」
「何故?」
いつの間にか藍染の手がしっかりと一護の腕を掴んでいたのである。一護の眉間にぴきと青筋が立つ。
「藍染さん」
「惣右介だよ」
「藍染さん。手を離してください。私は忙しいんですよ」
微かに片頬を引き攣らせながら一護が目を眇めながら藍染を見据える。ちらりと時計を見ればもうすぐ終業時刻。こんなところでワケの分からない怪しさ大爆発の男の相手をしている暇はない。グリムジョーが迎えに来るまでに一護にはやらなければならない仕事が山ほどあるのだ。
(・・・ん?)
ふと何かが頭の片隅に引っ掛かって、一護は振り向き藍染のどう見ても似非っぽい微笑をじっと凝視した。
「藍染さん、貴方社長ですか?」
「そうだが?」
「ちなみに僕は副社長やでv」
「それは先程伺いました」
うきうきと口を挟んできた狐面の男の台詞を一護はばっさりと斬り捨てる。
「・・・もしかして、会社は藍染創業ですか?」
「私の会社を知っているのかい?光栄だな」
慎重に問う一護に藍染はくすりと無駄に艶めいた笑みを浮かべた。藍染の返答を聞いた一護は険しい顔で口を噤む。
(全部が嘘っぽい腹黒そうな社長。何考えてるか判らない狐面の副社長。無表情の顔色の悪い寡黙なのに毒舌な同僚・・・。間違いねえ・・・)
3人を見渡しながら一護は内心で大仰な溜め息をついた。いつだったかグリムジョーに聞いたまんまだ。一護の顔が今にも舌打ちしそうに、苦々しげに歪められる。もう一秒でも早くここから消え去って欲しいが、このしつこそうな男どもをどうやって追い返したらいいだろうかと、藍染にしっかりと掴まれたままの自分の腕に目を遣った一護の前にすっと黒い影が過ぎった。次の瞬間ぴしゃりと乾いた音が一護の耳に届く。
「誰の許可を得て黒崎さんの腕に触ってらっしゃいますの?」
穏やかな中に底知れぬ畏怖を感じさせる声。
藍染の手を一護の腕から叩き落とした姿勢のまま、卯ノ花がにっこりと微笑んでいた。
・・・卯ノ花最強伝説。
続HW恋物語4
「受付、人混み合ってきてるけど・・・」
黒崎君と呼ばれた、まだあどけなさの残る青年は少し眉を寄せ女性職員に話しかけながらちらりと藍染らを見遣る。
「・・・ごめんなさい。でもこの人達・・・」
青年に申し訳なさそうに謝罪しながらも、女性は相変わらず険しい目付きで藍染らを睨み据えた。
「またか・・・」
「多分・・・、いえ、100%間違いないわ」
呆れた表情を浮かべ溜め息混じりに短く言葉を吐き出す青年に女性は力強く言い切る。
「・・・ならここは俺が対応するから。七緒さんは受付に戻ってくれるか?」
「でも・・・」
「大丈夫だから。ほら、虎徹さんが受付ひとりでテンパッてるから」
青年の視線を辿れば、背の高い気弱げな女性職員が非常に頼り気ない目をして必死に眼鏡の女性職員に『早く戻ってきてください!』と訴えていた。それを見た女性職員が小さく溜め気を吐き出して青年を心配そうに見詰める。
「・・・私は戻るけど、なんかあったら卯ノ花さんに・・・」
「大丈夫だって。ほんと皆心配性だな」
苦笑に近い微笑を青年が浮かべる。笑むと、ぶきらぼうで無愛想な青年の面立ちが柔らかくなり、その微笑にはどこか見るものをはっと惹き付けるなにかがあって、藍染は僅かに目を瞠った。青年が大丈夫だと言っても表情を曇らせたままだった女性職員は、もう一度青年に促されると、藍染らに不審いっぱいの険悪な視線を向けながらも渋々と自分の持ち場へと戻っていった。
「えっと・・・、本日はどのような用件で?」
女性が受付に戻ったのを確認した青年が、僅かに眉を顰めた顔付きで藍染へと問いかけてくる。
「ハローワークに茶ぁ飲みに来るはずないやろ。お仕事探しに来たったんや」
「3人ともですか?」
「ボクはちゃあんと働いとるわ。これでも副社長やで?お仕事探してんのは、こっちの顔色悪いウルキオラや」
「・・・俺は無職だ」
怪訝に訊いてくる青年に、市丸とウルキオラが平然と嘘を並べる。
「なら離職票お持ちですよね?お出しいただけますか?あと身分証なんですが、そちらに記載されてある住所は現住所と同じでしょうか。それと本日本人様名義の預金通帳と印鑑はお持ちいただいてますか?」
「「・・・・・・・・・」」
すらすらと立石に水の如く質問を浴びせかけてくる青年に、そんなに必要なものがあるとは思いもよらなかった市丸とウルキオラは沈黙を余儀なくされる。元よりある筈のない離職票はともかく、其の他のものに至ってもなにひとつ持ち合わせていないのでは、どこからどう見たって怪しいだろう。決まり悪げに互いの顔を見合わせる2人の横では、僅かに目を眇めながら藍染がしげしげと青年のネームプレートを凝視していた。
(『職業安定課・黒崎』か・・・。グリムジョーの相手が確かK・Iだから、彼も当てはまるな。彼は窓口人員か?その前に噂の20番窓口の担当職員は固定制だろうか、それともローテーション制だろうか・・・)
脳内であれやこれと思考を巡らしながら藍染はネームプレートを見詰めている。男が自分のネームプレートをまじまじと見詰めているのに気付いた青年がはっきりと不快そうに眉を顰めた。
「私のな・・・」
「黒崎君」
低い声で言う青年の台詞を、端整な顔に似非っぽい笑みを浮かべた男の穏やかな声が無遠慮に遮る。男の腹でなにか企んでそうな雰囲気や無駄に艶のある声音や意味深などことなく妖しい眼差しがなんだか妙に癪に障り、一護はますます眉間の皺を深くした。
「・・・なんでしょうか」
「君の下の名前を教えてもらえるだろうか」
「必要性を感じませんが」
温厚に言葉を重ねてくる男に一護は素っ気無い口調でぴしゃりと拒絶の意を示した。その事務的なものを越えた素気無い態度に市丸とウルキオラが感心したように一護を見遣った。
「なかなかガードが固いようだ」
「・・・用件を教えていただけますか?私も暇ではないので」
男が苦笑交じりに言うのを無視して冷たく一護が言い放つ。
とあるマニアックな雑誌に何故か一護とグリムジョーの記事が載り、目撃者の多かったその一連の出来事は巷で密かに本人達の与り知らぬところで盛り上がり、一護とグリムジョーは俄かに時の人となっていた。この情報化社会にあって、本名や顔写真がまだ世間に流れ出ていないのは幸いだが(卯ノ花が阻止しているという噂もあるが一護は何故か怖くていまだ確かめられずにいる)、好奇心旺盛な暇人どもが話のネタにと職場に覗きにやって来ることが増え、仕事の弊害になる彼らに職員達は大いに迷惑しているのだ。そんな迷惑な輩は、いつもは七緒が総合受付で悉く見抜き容赦ない辛辣な言葉とキツイ眼差しで追い返すのだが、このたびの来訪者はなかなかツワモノらしい。
「その態度はどうだろう。君達の給料は私達が納めている税金から支払われていると思ったが、私の勘違いかな?」
薄っぺらで酷薄そうな笑みを口許に刻みながらの藍染の台詞に、「いっつも税金ちょろまかしとる人が言うセリフやないな」と市丸がぼそりとツッコミを入れる。
「嫌味は結構です。ここは求職者が真面目に仕事を探す場なので、関係のない方は早々にお引取り願いたいのですが」
醒めきった口調と表情でぴしゃりと言い放つ一護に、「藍染社長に、こないな物言いする子がおるやなんて・・・」と市丸は素直に驚き目を瞠る。ウルキオラも無表情ながらも興味深げな眼差しで一護を見ている。
数秒か、十数秒の間。藍染と一護はじっとお互いを凝視していたが、ふいに藍染可笑しげな笑みを零した為沈黙が破られる。
「君は面白い子だね」
くっくと笑みを押し殺しながらくぐもった声で言う藍染に、一護はあからさまに不愉快といった顔つきになる。
「・・・用がないようなのでお帰り頂きたいのですが」
「用はあるよ」
一護の低い刺々しさを隠すこともない台詞に対し、藍染は悠然とした何処か含みのある笑みを口の端にのぼらせた。艶を孕んだ声音はひどく楽しそうだった。
「私は君に会いに来たんだよ」
・・・藍氏、相当嫌がられてるっぽいですな・・・。